ヨーグルトなのに、乳製品じゃない!?植物由来のヨーグルトが注目されています。最もポピュラーなのが、牛乳の代わりに豆乳を使用した、いわゆる豆乳ヨーグルト。最近は、植物性ミルクが市民権を得るようになってきたこともあり、その流れを追うかのように、豆乳に続きアーモンドミルクを使った植物由来のヨーグルトも販売されるようになってきました。そんな中、気になったのが「ココナッツミルク」を使ったもの。ドイツに本社を持つHappy COCO!のココナッツヨーグルト(プレーン)を試してみました!

目次

「乳製品は使用しておりません」シール

まず最初に気になった、「乳製品は使用しておりません」の日本語シール。乳製品と間違って買ってしまう人が多いから?植物由来のヨーグルトだと、パッと見てわかりやすくするため?せっかくかわいいデザインなのに、このシンプルすぎるシールは何故?しかも、まっすぐに貼られていない。。

・・・と、一瞬文句を言ってしまいそうになってしまいましたが、シールを剝がしてみてその理由がわかりました。

この蓋の部分に、賞味期限印字がされているのですね。

海外の表記の仕方で日付が印字されているので、おそらくその部分をシールで隠したいのだと思います。読み方など一般の消費者の方に判別しにくいからなのでしょう。

輸入製品のあるあるですね。

※賞味期限は食品表示ラベルに、日本語の表記とともに記載されています。

ヴィーガンでオーガニック

原材料は、有機ココナッツミルク、有機タピオカでん粉 / 増粘剤(グアーガム)。ヨーロッパでは育たない原材料「ココナッツ」はスリランカ産のもの。フェア(公正)に調達されたものを使用しています。100%ヴィーガンでオーガニック!有機JAS認証も取得しています。

 

“CO2 ニュートラル”の文字も!ココナッツのように遠く離れた場所で育つ原料も使用していますが、カーボンニュートラルな製品を作ることを目指し、Trees for Allと一緒に木を植えることで、輸送時に発生する二酸化炭素排出量を相殺。

素敵な取り組みです。

気になるお味は?

こちらはプレーンなので、お砂糖なども使用していません。まずはそのまま、試してみました!

スプーンですくってみると、水分は少なく程よく固まっています。ヨーグルトのような、サワークリームのような、高級デザートのような・・・。濃厚でちゃんと発酵したヨーグルトのような酸味があります。美味しい。

ふわっ!とココナッツミルクの香りがしますが、そんなにきつくないので気になりません。フルーツのジャムやソースなどを加えると、ちょっぴり南国っぽいデザートになりそうです!

茹でたじゃがいもをマッシュして、きゅうりやハーブなどと一緒にココナッツヨーグルトで和えると、爽やかなポテトサラダに。マヨネーズや、サワークリームの代わりに、色々なお料理に使えそうです!

もうちょっと、お値段がお手頃になると嬉しい・・・。

エコな包装

食べ進めていくと、おや?カップの内側に可愛いイラストが!?

内側はプラのカップ。メーカーのHPでは、将来的にはヨーグルトのカップを、生分解可能なものにしていくことを目標にしていると書かれていました。カップにぐるっと巻かれているのは紙。シールではないので、簡単に分別できるようになっています。

外からは見えないところにもメッセージが書かれているのも、輸入製品あるある。特に、オーガニックやフェアトレードな商品に良くあります。パッケージの表記だけでは伝えきれない想いを、こんな感じで伝えるのって良いですよね。マネしたい!

この記事を書いた人

米澤文雄シェフ

ORGANIC PRESS 編集部

『ORGANIC PRESS』は、オーガニック業界の魅力やトレンドを発信する情報サイトです。オーガニックに携わる企業や団体、店舗や生産者の皆様より発信される最新情報を中心に、オーガニック&ナチュラルに特化した情報を展開。売上向上のためのヒントや実務に役立つ情報、業務に直結する有益な最新情報など、オーガニック業界に役立てていただけるような視点でコンテンツをご提供しています。

ORGANIC PRESS 編集部スタッフが実際に試してみて、「実際のところどうなの?」という感想やレビュー等をご紹介。プラントベースやヴィーガンを通して“オーガニック”を選択肢のひとつとして取り入れてもらえたら・・・。この記事がきっかけとなり、サステナブルな未来への小さなアクションにつながれば、嬉しく思います。

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